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電気トラブルの波及事故にもご注意を

波及事故とは

変電所から出ている配電線1つで
おおよそ1500軒の電力を供給しています。
この1500軒の中には一般の住宅だけではなく、
工場や事業所なども含まれているため、
もし高圧受電設備で事故が生じた際には
多くのお客様への電力の供給が
ストップしてしまう事態にもなりかねません。
またこのような停電事故のことを波及事故と呼んでいます。
この事故が発生すれば
多くのお客様にご迷惑がかかる可能性があり、
また損害賠償にまで発展するケースもあるのです。

変電設備の事故

変電設備は様々な電気機器の組み合わせによって
成り立っている装置であるため、
長年の使用によって劣化することがあります。
またこのように部品の劣化が見られた場合には、
そこから故障に繋がる可能性もあり、
最悪の事態に発展するケースもあるのです。
そして、このような事故の多くは
ケーブルによる劣化が原因であることが極めて多く、
引込ケーブル、開閉器、高圧母線などの
部品による事故が半数以上の割合を占めていると
言われています。

変電設備の点検

電気事業法により電気工作物は
定期点検が義務付けられています。
またこの定期点検は、
1ヶ月に1回の日常点検と年1回の定期点検とに分かれており、
技術関係者がこれらを実施する決まりとなっています。
またこの点検内容は全て記録し
保管するシステムとなっています。
ですがこの点検の内容、状況について報告をする義務はなく、
経済産業省から立ち入りの検査があった際には
この点検記録を開示することとなっているのです。
またこの記録は主任技術者の定めた期間内で
保管されることになっています。
ですが、部品の劣化を懸念される変電設備において、
定期点検は欠かせない存在であることは明白ですから、
過去の点検記録も含めて保管されることが
望ましいと言えるでしょう。


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